忍者ブログ

すべては私の頭の中で…。

フィクションともノンフィクションとも言えない不思議な話です。
04 2024/05 1 2 3 45 6 7 8 9 10 1112 13 14 15 16 17 1819 20 21 22 23 24 2526 27 28 29 30 31 06

05.20.23:12

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

11.19.18:26

うで

先日、
友人Rの家に行った。
山の中の旧家で、
元は染物屋の元締めであったらしい。
100年以上たつ大きな家は、
玄関が土間になっており、
入って右側には染め物用のおけがいくつも埋まっていた。
奥の客間に通され、
ゆっくりしていると、
Rが近くの温泉に行こうと誘ってきた。
歩いて5分ほどでつく温泉街の中で、
良さそうなところを見繕って暖まった。
帰るとごちそうが用意してあり、
友人や家族と楽しい時を過ごした。
ふと床の間に目をやると、
よく切れそうな真剣が飾ってあった。
「この刀、高いの?」
ときくと、
Rの父が、
「500万はするらしいぞ」
と言っていた、
刀と一緒に、



奇妙なものが飾ってあった。
動物の脚のようなものがミイラ化して、
一緒に飾ってあった。
あまりのリアルさにさわることなどできず、
「これ…?」
というと、
「我が家の家宝や。絶対さわんなよ」
と言われた。
食事のあと、
客間の布団に転がってテレビを見ているRに、
「アレって人の手じゃないか?」
と聞くと、
急にまじめな顔で振り返り、
「うちが栄えとんはあの手のおかげじゃけ、きにすな。」
と答えた。
更に追加して、
「時々家の中をさまようとるけど気にせんでええけ」
と言われた。
気にしながらも床につくと、
いつの間にか眠っていた。
突然目が覚めた、
体は動かない。
時計はすぐ前にかかっている。
午前3時。
手が自分の周りを回っている。
もちろん見えないが、
視界の端に時々突き出た骨のような白い部分が見える。
そのまま意識がなくなった。
翌朝、
そのことを話すと、
「あんたの悪いもんはろうてくれたんよ」
と言われた。
その直後の資格試験は山があたり全勝だった。
来年も行くからと約束した。

ちょっとした小遣い稼ぎはこちら
 ↓  ↓  ↓  ↓
http://merufo.biz/form/moofather/form.cgi

好きだ、
好きだ、 ↑ちょっと人気のビデオです 



出会い系も有りのお小遣い稼ぎはこちら
 ↓  ↓  ↓  ↓
http://merufo.biz/form/moopapa/form.cgi
PR

10.19.22:31

携帯…

携帯が鳴る

夜中だから取るのが面倒だ。

いつもなら15秒で留守電に変わる。

しかし鳴り続ける。

3本ほどして、

うっとうしくなって携帯を手にする。

着信1件



















自分の番号からの着信だった。

10.14.16:00

廃墟

エアコンがないといられない暑い夜だった。
海沿いの道路を車で走っていた。
一緒にいたのは3人。
おしゃべりに夢中になり、
真夜中になっていった。
「そろそろ帰ろっか?」
引き返すことにした。
車をUターンさせようと、
避難帯に車を寄せた。
車のライトに、
荒れ果てた姿の家が照らされた。

1banmail.com

「こういうとこって出そうじゃない?」
「言えてる言えてる」
誰からともなく車を降りた。
そのあたりは漁業の町で、
昔はかなり栄えていたふうの家だった。
ちょっとのぞいていこうということになった。
家の裏手に回ると、
勝手口のドアが壊れて無くなっていた。
そこから入ることになった。
じゃんけんで順番を決めて、
入っていった。
一歩入った瞬間、
寒気で体が震えた。
まだ8月なのに。
車のライトのお陰で中の様子はよく見える。
中に入っていくと、
至る所が壊され、
落書きされていた。
一番奥の部屋の前まできた。
そこだけなぜかふすまが破れずに残っていた。
寒気が増した。
「もうやめようよ」
口をついて出てきた。
「ここまで来たんだから」
一人がふすまを開けた。
なぜかきれいな部屋だった。
一番奥にあるものを見て、
一歩後ずさった。
仏壇がある。
しかもきれいに掃除されているようで、
扉が開いていた。
「なんでここだけきれいンだろ?」
一人が部屋に入っていき、
仏壇の扉に手をかけた。
その瞬間、

DMM.com DVD・CD・本・フィギュアホビー販売

周りが真っ暗になった。
車のライトが消えたのだ。
「$#&()&’’#$+*&$$?”!」
声にならない叫びを上げながら、
いろんなところにぶつかってひっくり返して、
何とか外に飛び出した。
車に近寄ろうとして、
みんな動きが止まった。
運転席に誰かいる。
車のキーはポケットにある。
カギをかけた記憶もある。
「誰?」
一人が叫んだ。
その瞬間、
人影が消えた。
緊張しながら車に近づく。
中には誰もいない。
カギを開け、
エンジンをかける。
ルームランプをつけると、
後ろの一人が叫んだ。
「ちょっとあんた、何もってんの?」
仏壇の部屋に入った子の手には、
位牌が握られていた。
「うそ?何これ?」
あわてて窓を開けて投げ捨てた。
「戻してきた方がいいんじゃない?」
「怖くてムリ!」
結局そのまま戻ることになった。
寒気がまだ続いていた。
みんなを送って帰ると、
位牌を握っていた子から電話があった。
「私、位牌捨てたよね?」
「うん」
「絶対捨てたよね?」
「どうして?」
「あるの!」
「はぁ?」
「玄関に位牌があるの!」
………
電話が切れた。
それ以来、
彼女に連絡が取れない。