02.06.20:34
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10.13.00:05
うちの押し入れはよく開いている。
誰が開けたというこもなく、 気がつくと開いている。 特に夜が多く、 朝になると、 ぴたっと閉じている。 寝ているときに、 自分の右横にあるのだが、 いつもは金縛りとセットになって、 開いている気配や、 押し入れの冷気しかわからない。 ある夜、 たまたまうつぶせで寝ているときに金縛りにあった。 顔は右を向いている。 正面に押し入れがある。 音もなく開いた。 その奥から、 腕が伸びてきた。 その腕だけが、 あたりをがさがさと探っている。 その時気がついた。 異様に長い。 しかも骨がない。 うねっている。 「うぐっ」 思わず声が出た。 その瞬間、 手がすっと押し入れに吸い込まれ、 音もなく押し入れがしまった。 http://moopapa.blog.shinobi.jp/ <>br / PR
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